有機溶媒自動精製装置としてご好評いただいているソルピュアの新タイプです。特注生産装置で培った技術を小型のソルピュアで実現。
制御系を見直し、従来機との比較で総処理時間が２割減、高精度での自動精製が可能になりました。
精製過程での経路は全てガラスとテフロンで構成。精製液だけでなく廃液にも金属イオン等の不純物の混入はありません。
沸点以下での運転で、長時間でも安心して自動運転できます。
使用例
アセトニトリルの精製
HPLCでの使用済み移動相から不純物を蒸留により取り除きます。水を含むアセトニトリル混合系であってもアセトニトリル比率が80%(wt)程度まで自動運転で精製することができます。目的の精製濃度、処理時間になるように、各種設定を変更して運転。精製前液の吸入から廃液の排出まで全て自動運転で精製できます。廃液中に含まれ廃棄されるアセトニトリルの量を減らし、環境対策・コスト削減につながります。
精製例（１回の精製）
１.アセトニトリル比率50~80%(wt%) ー＞ 80~83%(wt%)
２.アセトニトリル比率20~30%(wt%) ー＞ 約70%(wt%)
２の精製液をもう一度精製すれば、80%以上の精製液が回収可能です。また２回処理することで、アセトニトリルの損失を最小限に抑え、98％（wt%）の回収も可能です。
また、上記例は弊社が薦める設定値での結果であり、処理速度や回収量を犠牲にすれば精製液のアセトニトリル比率85%(wt%)も可能です。
