真空高温乾燥機からの溶媒回収
エバポレーターからの溶媒蒸気を効率よく回収するエコクレールですが、エバポレーター以外にも使用されています。今回は、小型の真空高温乾燥機からの溶媒回収にエコクレールを使用した回収システムを紹介します。溶媒の種類や、予算に応じて、弊社では以下の3パターンで提案させていただいております。また、大型の高温乾燥機や、自動注入・自動排出装置を組み込む場合は、ソルトラッパーで特注装置をご提案します。
回収システム例1
溶媒の沸点が高い場合は、このシステムで行います。減圧下においても効率よく凝縮させる高効率コンデンサー(*弊社特許技術)を使用。回収効率で他の追随を許しません。
注意:真空ポンプで減圧する際の排気には溶媒蒸気が含まれるため、ドラフト等へ排気が必要です。クールトラップを接続する事も可能です。キャリアガスが蒸発効率を高めるため、真空度を上げすぎない運用を推奨しています。
回収システム例2
溶媒の沸点が高い場合や、より高真空で処理したい場合は、このシステムで行います。減圧下においても効率よく凝縮させる高効率コンデンサー(*弊社特許技術)を使用。回収効率で他の追随を許しません。クールトラップを使用して、溶媒蒸気を補足し、クリーンな室内排気をコンパクトなシステムで実現します。
回収システム例3
溶媒の沸点が低い場合や、沸点以下で処理したい場合、安価な予算の場合にはこのシステムで行います。完全クローズドですから、排気そのものがありません。回収率も高くなります。真空乾燥機以外でも、運用できるシステムです。蒸発部を特注すればn-ヘキサン蒸発乾燥回収装置の蒸発部を使用する事も可能です。
以上の3つのシステム例ですが、予算と回収率で比較すると以下のようになります。
予算 システム例3 < システム例1 < システム例2
回収率 システム例1 <= システム例2 <= システム例3
(※設定する減圧度で変化します)詳細はお問い合わせください。